昂と昴の違い

昂と昴の違い

昂と昴の違い

- 概要 -

昂(コウ)は、常用外の漢字で、高くなる、たかぶる、太陽が高く昇る事などを意味する漢字。昴(すばる)は、星や宇宙を意味する漢字である。

- 詳しい解説 -

昂は、太陽が昇ったり、感情が高ぶったりする意味を持つ漢字である。現代表記では、「高」や「興」の漢字に置き換えられてることがある。漢字の持つ意味から、子供の名づけにおいては「太陽の様な輝きを」「人を導く事が出来る様なリーダーシップのある子になる様に」「辛い事があっても上を向いて生きていける子に」といった願いを込めて付けられる。

昴は、おうし座にあるプレアデス星団の事を表す。肉眼で6つ程星を確認することが出来、富士重工業の自動車製造ブランドの名前およびロゴにも採用されている。元々は人名漢字では無かったが、歌手である谷村新司の代表作「昴」がヒットした影響で名付けに使いたいという要望が殺到し、ヒットした翌年の1981年に人名漢字として登録された経緯がある。

名付けにおいては、昂の太陽とは逆で「星」や「宇宙」をイメージして用いられ、「スケールの大きい子に」「優しくきらめく星の様に」との願いが込められる。一文字で名付けに使われる事が多い。