アクスルとドライブシャフトの違い

アクスルとドライブシャフトの違い

アクスルとドライブシャフトの違い

- 概要 -

アクスルは左右のタイヤを繋ぐ車軸の総称で、ドライブシャフトはエンジンから伝わってきた動力をホイール(タイヤ)に伝える回転軸である。

- 詳しい解説 -

車の前輪タイヤを左右に繋ぐ車軸をフロントアクスル、後輪を繋ぐ車軸をリアアクスルという。小型や中型の車では、アクスルは2軸、つまりタイヤは4個が一般的だが、大型トラックの場合はアクスルが3軸以上(タイヤが6個以上)設けられる。車軸懸架式の為、角度変化や長さの違いに対応出来ず、状態の悪い路面を走ると乗り心地は最悪である。反面、強靭な作りであり、重たい荷物にも対応出来る。

ドライブシャフトは、エンジンの動力を最後にタイヤに伝える役目がある回転軸である。そのため、車が動いている時は常に回転している。独立懸架式(左右のタイヤを別々に上下させることが出来る)で、路面状態に合わせて自在に曲がったり伸縮することが出来るので、角度や長さの変化に柔軟に対応する事が出来、乗り心地が良くなる。反面、重すぎる荷を運ぶと旋回時に車体の片側が浮く現象が起きる事もある。