余り(余る)と残り(残る)の違い

余り(余る)と残り(残る)の違い

余り(余る)と残り(残る)の違い

- 概要 -

余りとは、必要な分を取り除いた後にまだ存在する分のことで、それをどうにか処理しないといけない、という事はない。残りとは、やらなくてはいけない事や、売らなくてはいけないのに売れずに置いてある商品といった、これからも継続してやったり売ったりしなければいけないもの。

- 詳しい解説 -

余りとは、必要な分量を超えてしまった数のことをいう。不必要なものの意味合いや、度合いが過ぎる意味としてよく使用される。例えば、「割り算で割り切れずに余った」「怒りの余りに我を忘れてしまった」「カレーを沢山作りすぎてしまったようで、皆がおかわりをしても余ってしまった」などで、数だけでなく感情の量の表現にも使われる。必要分以上を超えて余っている分を表す表現。

一方残るとは、無くなることなく、もとの状態のまま保存されている、手付かずの物のことを表す時に使用する。例えば、「桜の木には、まだ花が散らずに残っている」や「シチューを沢山作ったが、あまり美味しくなかったのか残ってしまった」など。必要、目標とする分量の中で残ってしまった分を表す表現。