アメリカンコーヒーとブレンドコーヒーの違い

アメリカンコーヒーとブレンドコーヒーの違い

アメリカンコーヒーとブレンドコーヒーの違い

- 概要 -

アメリカンコーヒーとは、浅く焙煎した豆を使った苦味が弱く酸味の強いコーヒーの事で、ブレンドコーヒーとは複数の種類の豆を名前の通りブレンド(混ぜた)し、苦味や酸味、香りを調整したコーヒーの事である。

- 詳しい解説 -

アメリカンコーヒーとは和製英語なので、アメリカには存在しない言葉である。正式名称はアメリカンローストコーヒー。コーヒーがアメリカでよく飲まれている浅煎りの豆を使うため、苦味が弱く酸味が強いのが特徴。アメリカがイギリスの植民地だった時代に起きたボストン茶会事件(イギリスがかける樹税にアメリカが怒り狂って輸入された紅茶箱を海に投げ捨て、紅茶の輸入がストップ)がきっかけとなり、紅茶の代替品としてコーヒーが広まった。紅茶に似せて作ったコーヒーが広まった為、薄いコーヒーが広まった経緯がある。

ブレンドコーヒーとは、狙い通りの味や香りのコーヒーを淹れる為に、数種類の豆を混ぜて調整したコーヒーの事をいう。組み合わせる豆の種類や量、その焙煎具合で調整するため、狙い通りの味にする為には確かな知識と経験が必要である。コーヒー店(バリスタ)の力量を見極める為には、ブレンドコーヒーを頼むのが良いと言われる位奥が深い。