あられとかきもちの違い

あられとかきもちの違い

あられとかきもちの違い

- 概要 -

あられとは、米餅を小さく切って乾燥させて炙ったり揚げたりして、塩や砂糖で味付けした菓子のこと。かきもちとは、正月に飾っていた鏡餅を小さく割ったもの。

- 詳しい解説 -

あられは、あられ餅の略のことである。包丁等で細かくカットした米餅を乾燥させ火や油で炙ったり揚げたりして、塩や砂糖、醤油などで味付けをした菓子のことをいう。あられよりも、さらに小さくカットして加熱したものは、ぶぶあられと呼ばれ、お茶漬けなどに用いられている。

一方かきもちとは、正月に飾っていた鏡餅を金づちで砕いたり、手を使って削り取ったもののことを言う。鏡餅の様なめでたいものを刃物等で切るのは良くない事とされ、この様な手法を敢えてとっている。ただ、薄く切った餅を焼いた物も、かきもちや、おかきと呼ばれ、現代ではあられとかきもちの違いは、その形状や大きさ程度で区別されている。(小さく丸っこいものはあられ、薄く切って焼いたものはかきもち=おかき)