胃液とだ液の違い

胃液とだ液の違い

胃液とだ液の違い

- 概要 -

胃液とは、食べ物を消化し、吸収しやすくするために胃の中で作られる消化液のこと。だ液とは、口の中に入った食べ物に水分を含ませ咀嚼しやすくしたり、飲み込みやすくする分泌液のこと。

- 詳しい解説 -

胃液とは、胃で分泌される消化液のことで、胃に運ばれてきた食べ物を消化するだけでなく、ウイルスや細菌を殺菌する力もある。食べ物を見たり匂いを嗅ぐと分泌が促進され、逆に疲れていたり悲しい時は分泌が抑制される等、他の臓器の影響を受けやすい。

だ液とは、口の中で分泌される液のことで、食べ物を咀嚼し飲み込みやすくしたり、舌の滑りをよくして喋りやすくしたり、虫歯を防いだり、口臭を防ぐなど、非常に様々な役目がある。美味しそうな食べ物を見たり、すっぱい物を想像すると分泌され、緊張したりストレスがかかると分泌が抑制されてしまう。自律神経に支配されている為、女性なら更年期にさしかかって女性ホルモンが減少すると唾液が分泌されにくくなってしまう。口が渇き気味の症状をドライマウスという。分泌が悪くなると、口臭が酷くなり、虫歯になりやすくなってしまう。