- 概要 -
否は、行動(動詞)を否定したり、状態を否定する時に使い、非は物事(形容詞)を否定するときに使用する。
- 詳しい解説 -
否は、行動や状態を否定する場合に使用する言葉で、一般的に打ち消しの意味で使われる。例えば「行動すべきか、否か(しないべきか)」「否認(後ろの意味を打ち消す)」「否決」などの様に使われ、否を付ける事によって言葉が出来上がる。ちなみに否の対になる漢字は「肯」である。
一方非も、打消しや否定の意味で使われ、正しくない、道理に反する、欠点等の意味がある。主に形容詞や形容句に対して否定をする時に使用される。例えば「非常識」「非常」「非科学的」「非現実的」などである。非は「不」と使い方が紛らわしいが、不は満足のいくレベルに達していない、足りないというような不足の場合に使われ、非は非凡であったり、非の後ろにつく言葉を否定する際に使用されることが多い。