売上原価と製造原価の違い

売上原価と製造原価の違い

売上原価と製造原価の違い

- 概要 -

売上原価とは、売った商品にかかった仕入れ代のことで、製造原価とは、製品を製造するにあたってかかった費用のことである。

- 詳しい解説 -

売上原価とは、売上高に対する商品の仕入れにかかった費用のこと。仕入れた商品のうちの売れた商品のみにかかった原価が売上原価となり、例えば10円の製品を20個仕入れ、15円で18個売った場合の売り上げ原価は10円(仕入れ値)×18個(売れた数)=180円である。もし1個も売れなければ、売上原価は10円×0個=0円となる。製造から販売まで行う会社であれば、売上原価は製造にかかった費用(製造原価)となる。売上高から売上原価をひくと、売上総利益がわかる。

一方製造原価とは、工場で製品を製造するのにかかった原価のことである。原料や製造過程で必要な燃料費等を含む「材料費」、従業員の給与等を含む「労務費」、特許権使用料や水道光熱費など材料費と労務費以外の「経費」が原価にあたる。