ウレタンとポリウレタンの違い

ウレタンとポリウレタンの違い

ウレタンとポリウレタンの違い

- 概要 -

ウレタンとは一般的にはポリウレタンの通称であり、ポリウレタンとは分子内にウレタン結合を持つ高分子化合物の総称である。

- 詳しい解説 -

ウレタンとは、カルバミン酸エチル(化学式:H2NCOOC2H5)の別称。分子構造的に見ればポリウレタンとは別物であるが、一般的にウレタンとポリウレタンは同義として使われている。

ポリウレタンとは、分子内にウレタン結合を持つ高分子化合物の総称で、化学繊維や合成ゴムなどの他、塗料や接着剤、合成皮革等、幅広い製品に用いられている。その反面、経時劣化が早く、劣化は製品を製造した段階から始まっており、極端な話、製品を一切使用していなくてもかなり劣化してしまう。また紫外線や湿度等の環境によっても劣化速度が変わってくる。洋服等に加工した場合は直接肌に触れる為、劣化が早くおおむね3〜5年で着用は難しくなる。これは製品の高さに関係は無く、平等に訪れる劣化である。