営利法人と非営利法人の違い

営利法人と非営利法人の違い

営利法人と非営利法人の違い

- 概要 -

営利法人とは、活動で得た利益を活動員に分配する目的の団体のことで、非営利法人とは、活動で得た利益は活動員に分配することを目的とせず、法人の目的の為に使っていく団体のこと。

- 詳しい解説 -

営利法人とは、例えば株式会社や合同会社がこれに当たり、活動で得た利益を団体の構成員に分配すること(社員の給与や株主の配当)を目的としている団体のことである。

一方非営利法人とは、活動で得た利益を構成員に分配することを目的とせず、団体の目的達成の為に使用していく団体の事である。例えば、社会福祉法人や学校法人、宗教法人、NPO法人などがこれに当たる。決して儲けを出したり構成員をボランティアで働かせなければいけない訳ではなく、給与を払って人を雇っても良い。

過去制度を悪用してNPO法人を利益目的で暴力団が運営し、暴力団活動の資金源になってしまう事態に発展したが、法改正により現在ではその多くが廃業し、以前よりも法人設立の審査も厳しくなっている。