横領と流用の違い

横領と流用の違い

横領と流用の違い

- 概要 -

横領とは、他人または公共の物(金)を、自分のものとしてしまうことで、流用とは決まっている使い道とは違う使い方をすることをいう。

- 詳しい解説 -

横領とは、他人や公共の物やお金を、自分のものとしてしまうことである。そのまま懐に入れて一切使用していなくても横領で、れっきとした犯罪行為である。横領事件はとても多く発生しており、横領した本人のモラルだけの問題を超えて、横領してしまえる様な管理体制や、そもそも横領をする様な者を金銭を管理出来る立場に配置した会社の管理責任も問われることになり、イメージダウンは避けられない。

一方流用とは、決まっていた使い道とは違う使い方をすることで、犯罪となる場合もあれば、そうでない場合もある。金銭だけに限らず、顧客情報等も対象となり、情報流出として扱われる。その場合、企業は顧客のクレーム処理に難儀することになる上に、社会的信用も絶望的に失墜、顧客離れが加速する。流用された情報が一般消費者の情報であった場合は、たいてい500円程度のクオカードがお詫びと称して送られてくるだけである。