大麦と麦芽の違い

大麦と麦芽の違い

大麦と麦芽の違い

- 概要 -

大麦とはイネ科の一年草で、醤油や味噌を作るのに用いられたり、茎の部分は麦わら帽に加工されたりする。そのままアルコールには出来ない。麦芽とは名前の通り発芽した大麦のことで、こちらはアルコールにすることが出来る状態。

- 詳しい解説 -

大麦とはイネ科の一年草で、中央アジア原産。主に醤油や味噌を作るのに用いられる他、お米と一緒に炊いて麦ごはんとして食べたり、麦茶の材料にもなる。小麦の様にグルテンを含んでいない(皆無ではない)ので、大麦を粉にしてパンを焼いても膨らまないので注意。食物繊維が豊富で、しかも水溶性と不溶性の食物繊維がバランスよい比率で含まれている。

一方麦芽とは、麦や大麦を発芽させたもののことをいう。収穫したての大麦は休眠しており、まだ芽は出ていない。これを水に浸して発芽を促進し、発芽したら乾燥焙煎する。乾燥、焙煎する事で発芽を止めて保存性を高め、芳ばしく仕上がる。ビールやウイスキー、水あめの材料になり、よく焙煎した麦芽を使うと、色の濃い(黒っぽい)ビールに仕上げることが出来る。