オランウータンとサルの違い

オランウータンとサルの違い

オランウータンとサルの違い

- 概要 -

オランウータンとは、高い知能を持ち、ボルネオ・スマトラの森林にすむ猿人類のことで、サルとは人間以外のサル目の哺乳類のこと全般。日本では主にニホンザルのことをいう。

- 詳しい解説 -

オランウータンとは、ボルネオ・スマトラの森にすんでいる、高い知能を持つ猿人類のことで、マレー語で「森の人」という意味。体の毛は赤褐色で、毛は長く、個体によってはまるで毛皮のローブでも羽織っている様に見える。顔には毛が無い。腕が脚の2倍の長さがあるのが特徴で、ほとんど樹の上で生活をしている。猩々(しょうじょう)とも呼ばれている。雑食で、果物の他に虫や小型哺乳類等も食べる。単独か母子単位で生活する。

一方サルとは、哺乳類のサル目に属する生き物のことを言い、生物学的に見れば人間もオランウータンもサルの一種である。日本においては一般的にはニホンザルのことを指す。サル類は主に熱帯地域に生息するが、ニホンザルは雪の降る寒い地方にも生息しており、スノーモンキーと呼ばれることもある。オランウータンとは違い20〜100頭程の群れで生活し、木の上で寝る者もいれば地面で寝る者もいる。