音韻と発音の違い

音韻と発音の違い

音韻と発音の違い

- 概要 -

音韻とは、発音された音声の最小単位のことで、発音とは言語音を発する事や、その音声の出し方のことをいう。

- 詳しい解説 -

音韻とは、人が聞いた時に同じ音だと理解できるグループのことをいう。音韻は言語によって変わってくる。例えば、「箸です」と言う場合と「橋です」と言う場合、微妙に「はし」の音(アクセント)が違うが、これを同じ物として認識することが音韻という。英語で「r」と「l」の違いがあるのに、日本人にはその違いが分からないのは、国によって音韻が違うからである。

一方発音とは、言語音を発する事や、その音の出し方のこと。同じ意味の単語を発しても、人によったり、地方によっては全然違う音に聞こえる。特に同じ日本においても、方言などのイントネーションは、他地方の出身の者が完璧にマネたつもりでも、その地方の者からしたら、おかしい発音に聞こえてしまう。外国語を勉強する際には、発音を表記した発音記号を参考にする。