- 概要 -
オーロラとは、太陽から流れてきたプラズマ状の電気を帯びた粒子が、空気中の分子や原子とぶつかって発光したもので、虹とは空中の水滴に当たった光が屈折、反射して出来た物。
- 詳しい解説 -
オーロラとは、太陽から流れてきた太陽風というプラズマ状の電気を帯びた小さな粒子が、地球の空気中の酸素原子や窒素分子と衝突して発光したものの集合体である。太陽風は地球の磁場を横切る事が出来ないため、北極や南極等、磁力が地球に対して垂直にかかる場所からのみ地球へと入って来れる。その為オーロラは北極や南極で見る事が出来る。オーロラの色はオーロラが発生した高度で変わり、虹の様に七色ではない。
一方虹とは、太陽とは反対側の空中の水滴に光が当たり、屈折や反射をして出来た物の事。太陽の光自体は地球へ入る場所を選ばないので、オーロラの様な狭い出現条件は無い。太陽光は紫や赤といった様々な色の集合体で、これが雨粒に当たって反射する時に色によって屈折率が変わり、それぞれの色を出し、七色の虹を見る事が出来るのである。