会計監査人と監査役の違い

会計監査人と監査役の違い

会計監査人と監査役の違い

- 概要 -

会計監査人とは、会計監査を行う権限を持っている者のことで、監査役とは、会計のみならず会社の業務全般の監査を行う者のこと。

- 詳しい解説 -

会計監査人とは、会社の計算書類等と会社の財務状況に違いは無いか、正しく記載されているかどうかを確認する権限を持った外部の専門家のことである。監査し、会計監査報告書を作成する。監査人になれるのは、公認会計士か監査法人だけである。大会社は監査を受ける義務がある。以前は大会社に当てはまらない中小企業は監査人を置くことが出来なかったが、現在では設置が認められている。専門家による監査は、財務諸表の信頼性が増し、株主や債権者に有用となる。

監査役は株主総会で選定され、その仕事は取締役の職務の監査等を行う。また、会計監査と業務監査の権限を持っており、任期は4年である。会計監査人の様に特定の資格を必要とはしないが、社内外問わず役員経験者がこれを務める事が多い。