改版と新版の違い

改版と新版の違い

改版と新版の違い

- 概要 -

改版とは、以前出版した本の内容に加筆や修正を加えて、版をかえて出版することで、新版とは、あたらしく出版すること。

- 詳しい解説 -

改版とは、以前出版した本の内容を修正、加筆等を行った上で版をかえて、再度出版をすることである。版というのは昔の印刷技術の名残で、昔は目板に文字を彫って印刷する木版印刷だった。その為内容を変える時は、文字を彫りなおす(板が変わる)ので、改版(板)といわれる。誤字脱字の修正や、差別的表現を改めたりする時に改版される。技術書や法律関係等日々進化や変更のめまぐるしい分野の本は、改版が多い。

一方新版とは、あたらしく出版をすることという意味の場合と、以前出版したものを版を新しくして(内容を一部変えて)出版したという意味がある。反対語は「旧版」で、最新の物の方を新版という。新版だから、旧版より良いと一概には言えず、特に物語系の書物では「旧版の方が良かったのに、新版しか見つからない」といったことがよくある。