鏡開きと鏡割りの違い

鏡開きと鏡割りの違い

鏡開きと鏡割りの違い

- 概要 -

鏡開きとは、1月11日に家族の無病息災を願って、お正月から飾っていた鏡餅を割ること。鏡割りとは、めでたい席で酒樽の蓋を割る儀式のことを言うが、「割る」というのは縁起がよくないということから、こちらも鏡開きと言われる事も多い。

- 詳しい解説 -

鏡開きとは、お正月から飾っていた鏡餅を1月11日に、家族の無病息災を願い、金づち等で割って、御雑煮にしたりして食べる事をいう。包丁などで切る方が綺麗で効率が良いが、縁起の良い物を刃物で切るのは切腹を連想させ、割るというのも良くないということで、「開き」という言葉が付けられている。

一方鏡割りとは、めでたい席で酒樽の蓋を割り、中の酒をふるまう儀式のこと。これは酒屋で蓋の事を鏡と読んでいた事に由来する。割る時にする掛け声のかけ方は、事前に司会者等から説明をしておかないと、声が揃わずパッとしない儀式になってしまう。掛け声が大きければ大きい程良いとされている。鏡割りのことも鏡開きとよぶことがある。これも「割る」という言葉があまり良い意味ではないので、縁起の良い「開く」にしたのが理由である。