神楽と獅子舞の違い

神楽と獅子舞の違い

神楽と獅子舞の違い

- 概要 -

神楽とは、鈴を鳴らすことで神様に居場所を教えて、踊る事で神様を招く。特に獅子神楽は獅子頭を神とし、各地をめぐって祈祷やお祓いを行う。獅子舞とは、獅子頭をかぶって行う芸能のことで、獅子舞に頭をかじられると無病息災になるという言い伝えがある。獅子舞は神楽の一種である。

- 詳しい解説 -

神楽とは、鈴を鳴らすことで神様に居場所を教え、踊りを踊る事で神様を招く儀式である。そして豊作を願ったり病気を追い払う儀式という意味もある。神様に歌や踊りを捧げる事の始まりは、古事記に出てくる天照大御神が岩戸に隠れてしまい、困った神々が歌と踊りをし、岩戸をあけさせた話からきている。神楽は宮神楽と里神楽に分かれ、里神楽の中にも多くの種類がある。その中の獅子神楽は獅子頭を神とし、各地をめぐって祈祷やお祓いを行う。

一方獅子舞とは、獅子頭をかぶって行う芸能のことで、獅子舞に頭をかじられると無病息災になるという言い伝えがある。獅子舞の起源は中国またはインドからもたらされたものと言われて、日本での獅子舞のはじまりは室町時代に伊勢の疫病と飢饉を追い払うために、獅子舞をお正月に躍らせたのがきっかけだと言われる。獅子舞は神楽の一種である。