化石と石炭の違い

化石と石炭の違い

化石と石炭の違い

- 概要 -

化石とは、はるか昔の動植物の体や、そのものでなくともその模様、足跡などが地層に残っているもののことで、必ずしも石化していなくても化石と呼ばれる。石炭とは大昔の植物が炭化したもので、燃料として利用される。

- 詳しい解説 -

化石とは、植物や動物が分解されずに地面の中に埋まって長い年月をかけて石化したもののこと。しかし、マンモスの氷漬け等、石化していないものでも化石と呼ぶ為、太古の動植物の痕跡を残すものを化石としている。動植物そのものでなく、葉っぱの形だけであったり、動物の足跡やフン等も化石として扱われる。化石は生物の進化を知る手がかりになっている。

石炭とは、大昔の植物が微生物により分解され地中に埋没後、さらにゆっくりと時間をかけて圧力を受けたり地熱の影響を受けて炭化したもののことである。植物の化石が石炭であるともいえる。(動物の化石は石炭にはならず、条件が揃えば石油になるという説がある。)石炭になる過程でかなりの圧力を受けるので、かなりの量の植物が積み重なり、土砂も多く積もる様な場所でないと多くは作られない。石炭は固形燃料として利用されている。