刀と刃の違い

刀と刃の違い

刀と刃の違い

- 概要 -

刀とは武器の一種で、片側にしか刃がない剣のことである。刃とは焼き入れをした切れる部分(刀やハサミの)のことを指す。

- 詳しい解説 -

刀とは、剣の一種で人や物を切る目的で作られたものである。片側にのみ刃(切れる様に鋭く砥いだ部分)が付いているのが特徴。日本の物というイメージがあるが、元は中国から伝わった直刀を基に日本でも作られる様になった。切断力を増す為に、刃が反る様に作られているものが多い。

一方刃とは、刀やハサミなどの切れる部分のこと。焼き入れという、硬度を高めるために高温に熱してから水や油に入れて冷却する処理を行っている。刃に汚れが付いたり、さび付いたり、刃がこぼれたり(欠ける)すると切れ味が悪くなってしまう。切れ味を取り戻す為には、刃の汚れや錆を取り除き、でこぼこになってしまった刃を平らになるまで砥ぎ石等を使って砥ぐ必要がある。切れ味の良くない刀に鋼の焼き刃を付け足したものを「付け焼刃」と言うが、これはすぐに切れなくなり使い物にならないことが多い。そこから、早急、簡単に覚えた技術や知識を付け焼刃と言う様になった。