鎌(カマ)と鉈(ナタ)の違い

鎌(カマ)と鉈(ナタ)の違い

鎌(カマ)と鉈(ナタ)の違い

- 概要 -

鎌とは、三日月状の形をした刃物で、刈り取ったり、かき切る様に使う農具。一方鉈とは、小型で肉厚な刃物で、直線形の物が多く、なぎ払う様に使う。

- 詳しい解説 -

鎌とは農具の一つで、三日月の様に内側に曲がった薄めの刃が特徴。雑草を刈り取ったり、稲を収穫する時などに用いられる。日本では片手で楽に持てる位の草刈り鎌が主流だが、外国では立ちながら牧草等も刈れる様な大型の鎌もよく使われている。二本では弥生時代に鎌の原型が既に生まれていたという位、歴史の古い道具である。

一方鉈とは、小型で肉厚な短冊形の刃物が棒につけられた道具で、木を切ったり、雑草を切り払ったり、動物を解体するのにも使われる。また、大型獣に遭遇した時の為の護身用にもなる、主に林業従事者が使用する道具である。鉈には片刃のものと両刃のもの、柄が長い物と短い物があるが、片刃で柄の短い物が一般的である。厚い刃と重量を利用して、固い竹や薪を容易に割る事が出来、斧と使い方が似ている。