加盟と批准の違い

加盟と批准の違い

加盟と批准の違い

- 概要 -

加盟とは、団体や組織の一員として入る事で、批准とは条約に署名したのち、国に条約内容を持ち帰り議会がOKを出して初めて条約が発動することをいう。

- 詳しい解説 -

加盟とは、団体や組織に加わる事である。例えば、組合や、チェーン店のフランチャイズ、国連、クオカード(加盟店)といった団体や組織である。加盟した場合は、その団体のルールに則って行動しなければいけない。そのかわり、加盟していないと知り得ない情報を手に入れたり、独自のルートや設備を使う事が許可されたりする。

一方批准とは、国と国等で取り決めた条約に署名をし、それを自国に持ち帰って議会で条約内容を最終確認した上で、本当に国内でその内容を発動させるかを検討し、承諾を得て条約を発動することをいう。署名をした段階では、ただ「内容が決まった」というだけの状態で、実際にその通りに行動するかはまだ決まっていない。条約の規定に拘束される、つまり条約の内容を守る意思があるということを宣言するのが批准である。