韓国の首相と大統領の違い

韓国の首相と大統領の違い

韓国の首相と大統領の違い

- 概要 -

韓国の首相は、大統領が選出し、主に国内の政治を行う責任者。大統領とは、国民から選出された国の代表者で、任期は5年で、再選されることはない。外交、軍事、内政全ての責任者である。

- 詳しい解説 -

韓国の首相は、議会の承認を得てから大統領が任命するもので、国務総理とも呼ばれる。国会議員である必要は無いが、現役の韓国軍軍人でないのが条件となる。主に国内の政治を執り行う責任者だが、最高責任者はあくまで大統領である。国務会議(日本でいうところの内閣)の議長は大統領で、副議長が首相となる。国会の解散権は持たない。


一方韓国の大統領は、国民が直接選出するどこの議会にも属さない最高権力者で非常に強力な権限を持つ。内政の責任者でもあるが、どちらかというと外交がメインで、内政に関しては首相の方が比重が大きい。任期は5年で、再選は禁止されている。過去の大統領は、在任中に暗殺されたり、退任した途端に本人や身内が刑事捜査で逮捕されたり糾弾され、自殺や亡命をするなど、悲惨な末路が多い。