鑑みると省みるの違い

鑑みると省みるの違い

鑑みると省みるの違い

- 概要 -

鑑みるとは、過去の例や先例等に照らして考える事を言い、省みるとは、自分自身の事を振り返って考える事を言う。

- 詳しい解説 -

鑑みるとは、「かんがみる」と読み、物事の過去の例や、お手本に照らし合わせて考えることを言う。例文としては「先週の失敗に鑑みると、実験のやり方を変更した方がいいと思われる」の様な使い方となる。ビジネス文書等でも「〜を鑑みると」というように使われがちだが、正しくは「〜に鑑みると」という使い方になるので、注意が必要である。

一方省みるととは、「かえりみる」と読み、他人ではなく、自分自身の行動や発言等を振り返ってみて、それらがどうであったかを考えることである。考えるというのは、反省すべき点はなかったか、という点に着目して考えることである。例文としては「今日一日の仕事を省みると、本当に恥ずかしくて情けない気持ちになる」というような使い方になる。