肝臓と腎臓の違い

肝臓と腎臓の違い

肝臓と腎臓の違い

- 概要 -

肝臓とは、体内最大の臓器で、代謝、解毒、胆汁の生成と分泌を行う臓器のこと。腎臓とは、握りこぶし位の大きさの臓器で、血液中の老廃物を水と一緒に尿として排出させる働きがある。

- 詳しい解説 -

肝臓とは、アルコール等人体に有害な物を分解、解毒したり、食べ物の栄養素を身体に吸収しやすい様に分解、合成したり、胆汁という消化液を分泌してコレステロールを排出したりする重要な臓器のこと。体内で一番大きい臓器で、「沈黙の臓器」と言われる。なぜなら、肝臓に異常があっても正常な部分だけでも肝臓としての機能を果たす上、痛み等も感じにくく、異常に気付きにくい為である。

一方腎臓とは、体内の左右に一つずつある臓器で、血液中の老廃物を水と共に尿として(血液を尿にする)排出させる働きがある。大きさは握りこぶし程度。機能が弱ると、体中に老廃物が蓄積し、尿毒症や心不全になってしまう。末期腎不全になると、体の血液を浄化出来なくなってしまうため、人工透析を週に3回、しかもその1回が4時間以上かかり、食事制限も必要な生活をしなければいけない。