勘当と絶縁の違い

勘当と絶縁の違い

勘当と絶縁の違い

- 概要 -

勘当とは、親子の縁を切るということで、絶縁とは兄弟姉妹であったり、友達等といった人間関係の中で、付き合いを絶つことをいう。

- 詳しい解説 -

勘当とは、親子の縁を切ることで、師弟関係や主従関係を解消する際にも使われる言葉である。縁を切るといっても、ただ個人として交流を絶つというだけで、法的な手続きをとる訳ではないし、そういった手続きも現在存在しない。江戸時代は親が子供を勘当する際、奉行所に届けが必要であった。法的に縁が切れないなら、せめて遺産が子供に行かない様にしたい!という場合は、公正証書遺言でその旨を書いておいたり、相続排除の申請をしておくといった方法もあるが、日本の法律では血縁関係を否定するのは難しく、遺留分などが子にわたってしまう可能性はある。

一方絶縁とは、人間関係の中で交流を絶つことをいう。勘当とは違って、親子でも兄弟姉妹でも、友達関係であっても使う言葉である。