季節風と貿易風の違い

季節風と貿易風の違い

季節風と貿易風の違い

- 概要 -

季節風はモンスーンとも呼ばれ、夏は海から陸へ、冬は陸から海へと、季節によって方向が変わる風のこと。貿易風とは、緯度が約30度以下の所で東から吹く風のこと。

- 詳しい解説 -

季節風とは、季節によって吹く方向が変わる広範囲の風のことをいう。別名はモンスーン。夏は海から陸へと吹き、冬は陸から海へと吹くのが特徴である。日本は夏であれば南東から、冬であれ北西から風が吹く。これは、風が気圧の高いところから低いところへと向かって流れる事に起因している。

一方貿易風とは、「恒常風」と呼ばれる一年中同じ方向に吹く風のひとつで、緯度が約30度以下の地域で、東から吹く風のことである。亜熱帯高圧帯から赤道低圧帯へと噴き出た風が、コリオリの力を受けて南西へと流れていく。北半球では北東貿易風、南半球では南東貿易風となる。恒常的に吹く風の為、貿易に使われこの名前が付けられたとされる。貿易風の層は非常に厚く約10キロ程度にもなる。