- 概要 -
希望とは、好ましい事象が起こる事を望むことでゴールがあり、欲望とは、不足を感じてそれを満たそうとする望みの事で、ゴールにたどり着いてもまた新たな不足を感じ、なかなか満たされないものである。
- 詳しい解説 -
希望とは、自分がこうありたい、誰かにこうしてほしいと願う心の事で、具体的な最終目的地があるもののこと。例えば「入社を希望する」「大好きな人と両想いになりたい」といった具体的な望みの事。
一方欲望とは、物質的な望みの事で「お金持ちになりたい」「人から羨ましがられる様な良い暮らしをしたい」「毎日ぐーたら好きな事だけして生きて行きたい」といった、いつまでもゴールにたどり着かず、欲が欲を生み、いつまで経っても満たされないような望みのことである。欲を制御するには、「自分には何も不足はない」と思える心が必要で、いわゆる「足るを知る」を実践出来ていれば、欲望は薄れていくものである。ただ、欲望は悪い物ではなく、生きる原動力となる面もある為、程よく付き合ってコントロール出来るというのが理想である。