吸引と吸入の違い

吸引と吸入の違い

吸引と吸入の違い

- 概要 -

吸引とは、何かものを吸いつけたり吸い込んだりすることをいい、吸入とは噴射状の薬や蒸気を人間が吸い込むことをいう。

- 詳しい解説 -

吸引とは、主に喉や鼻などに詰まった異物(主に痰や唾液、鼻水などを指す)を、吸引器と呼ばれるものを使って吸い取り、除去することを言う。吸った物を排出することが目的である。機械を使って行うものや、幼児の痰や鼻水を家庭で簡単に吸引出来るチューブ等もある。

一吸入とは、主に噴射状にした薬、又は蒸気を吸い込む(吸って取り込む)事をいい、ネプライザーと呼ばれる、薬を霧状にして噴射する装置や、スチーム吸入器と呼ばれる水蒸気を出す装置を使用する。吸入は吸引とは違い、吸った物を体内に取り込むことが目的である。喘息の発作が起きてしまった時や、高所等で酸素が不足した時(酸素吸入)等に行う。持ち運びに便利な小型の物から据え置き型まで形状もメーカーによって様々である。