宮殿と城の違い

宮殿と城の違い

宮殿と城の違い

- 概要 -

宮殿とは、天皇や国王が住む大規模な館のことをいい、城とは敵に簡単には攻め込まれない様に建てられた拠点のことだが、宮殿の様に支配者の象徴とすることもある。

- 詳しい解説 -

宮殿とは、天皇や国王、皇帝、領主といった権力者とその一族が住む豪華で大規模な館のことである。中には権力者の生活する私的エリア(宮廷)と、政務と行う公的エリア(朝廷)がある。宮殿は世界中にあり、その壮大さや贅を尽くした絢爛豪華さ、歴史的価値の高さから、観光スポットとして人気が高い。

一方城とは、敵からの防備の為に建てられた防御能力の高い大規模な建築物のことで、君主などの生活の場ともなっている。具体的には、高い塀で囲んであったり、周囲に水堀と呼ばれる水を張っていたり、城自体を高い石垣の上に建ててあったり、様々な工夫が施されている。兵糧攻めにも耐えられる様に、食料の備蓄や、武器類の保管も行っている事が多い。宮殿同様豪華で権力者の象徴となる場合もあるが、宮殿より地形を利用したり守りに重点を置いている。