教授と助教授の違い

教授と助教授の違い

教授と助教授の違い

- 概要 -

教授とは、高等教育機関における教員の別称で、その基準は各国により異なる。助教授というものは既に廃止されており、自らの研究より教授の補佐を優先しなければならない立場であった。

- 詳しい解説 -

教授とは、高等教育機関における教員、教師の別称の様なもので、教授になれる基準と言うのは各国で異なり、日本の場合は大学によっても微妙に違い、教員免許の様なものも必要ない。法令では博士の資格を持っているか、相応の研究業績があるか、等の基準があるが、これは絶対ではない。つまり、小学校や中学校の様に、教育者としての勉強や実習を行う事は無いので、授業を受け持つ場合はぶっつけ本番の様な事になる。学生を指導する為の教育心理学等も学んでいない為、人によっては勘違いからアカデミックハラスメントを起こしてしまいやすい。

一方助教授とは、平成17年10月に廃止された職階のことである。理由は、助教授というのは教授の補佐が最重要な仕事であり、自らの研究をしていても、教授の要請があれば教授の補佐を優先しなければいけなかった。その為、若手研究者の障害であるとして、助教授を廃止し、准教授という職階を設置することになった。准教授は職務は教授と同等で、自分の研究を優先することが出来る。