強風と突風の違い

強風と突風の違い

強風と突風の違い

- 概要 -

強風とは、通常吹く風以上に強く、注意が必要な風のことを言い、突風とは、突然吹く瞬間的な強風のことである。

- 詳しい解説 -

強風とは、通常の風とは違って強く吹く風のことで、予報用語では風速により「やや強い風」「強い風」「非常に強い風」「強烈に強い風」の4種類に分けられる。強風によって災害が起きる可能性がある場合は「強風警報」または「暴風警報」が発令される。強風による被害は、建築現場の足場の崩壊、屋根や一斗缶等が吹き飛ばされ別の物や人にぶつかる、街灯が折れたり木が倒れ交通の妨げになる、等がある。

一方突風とは、こちらも強い風の事をいうが、強風の様に継続的に吹く強い風ではなく、突然吹く瞬間的で短時間、かつ強烈な風の事を言う。まれに繰り返し吹く事もある。ビル風や谷風がよく吹くような所、台風が接近中の時、積乱雲がある時等に起こりやすい。竜巻の事をまれに突風として報道しているのは、気象庁が竜巻であると断定しないと「竜巻」として報道できない為、突風として放送しているからである。