腐ると朽ちるの違い

腐ると朽ちるの違い

腐ると朽ちるの違い

- 概要 -

腐るとは、物質が細菌によって分解して変質させられ使い物にならなくなることを言い、朽ちるとは、腐ってぼろぼろになって形がなくなっていく様のことを言う。

- 詳しい解説 -

腐るとは、動植物が細菌によって分解、変質させられ、嫌な臭いを発してとてもじゃないが食べられない、気持ち悪い状態になった事を言う。主に食べ物や動物の死体又は壊死した部位等に使われる言葉である。腐敗や腐乱などとも言い換えられる。人間的にダメになってしまった者に対しても「あいつは腐ってしまった」といった表現をすることもある。

一方朽ちるとは、動植物が腐ってぼろぼろになってしまった事である。腐ると意味としては同じだが、腐った後その物体がバラバラに崩れてしまった、一部が崩壊したといった、消えてなくなりそうなイメージが強い。植物や、木造の建物等が傷んでしまった時等に使い、腐るの様に臭そうなイメージはなく、むしろ「味がある」様なイメージの時や、時の流れを感じて「寂しい、悲しい」様なイメージがあるものに使われる。名声や人生に対して「彼女の名は永遠に朽ちる事はないだろう」「老い朽ちる人生」といった使い方をしたりする。