木の実と果物の違い

木の実と果物の違い

木の実と果物の違い

- 概要 -

木の実とは木にできる果実のことで、その中でも主にクルミやどんぐりの様な実の事をいい、果物とは食用になる果実のことで、木になるものや草になるもの等があり、加熱せずそのまま食べられる物の事を言う。

- 詳しい解説 -

木の実とは木に成った果実の事である。種子を硬い外皮で覆った種実類(しゅじつるい)の事を言い、ナッツと呼ばれることもある。堅果類、核果、種子類といった種類がある。農耕が始まる前の狩猟時代においては大変貴重な食べ物であった。果物は実の部分を食べるもので、木の実はタネの部分を食べる。例えば、カシューナッツやアーモンド、クリ、クルミ等である。ちなみに、ピーナッツはナッツという名前がついていたり、硬い殻に覆われていたりするが、実はマメ科の植物であって、木の実ではない。

一方果物とは、木に成る物もあれば、草になる物もあり、加熱せずそのまま食べられ、かつみずみずしく甘味や酸味の強い実の事を言う。狭義では、木に生る実を食べるタイプの果実のみを指す。イチゴ、スイカ、メロン等は、園芸学上は野菜の扱いであっても、青果市場では果物として扱われている。