結核と喘息の違い

結核と喘息の違い

結核と喘息の違い

- 概要 -

結核とは、結核菌を吸い込み感染し、発症すると咳き込みや痰、微熱が続き、切痕だ時に菌を排出するので他人にうつす可能性がある。喘息とは気管支がアレルギー物質等を吸い込むことで異物に敏感な状態になり、咳が出やすくなったり炎症を起こして呼吸がし辛い症状を起こす事。他人にはうつらない。

- 詳しい解説 -

結核とは、結核菌が原因の病気の一種である。結核を患っている人が咳をすると、結核菌が排出され(排菌)これを他の人が吸い込む事によって結核菌に感染する。感染しただけではまだ結核の症状は出ない。免疫細胞が結核菌を追い出し、追い出し損ねた菌も核として体内で閉じ込めておく。この閉じ込めもうまくいかなかった際、初めて発症し結核にかかることになる。症状は咳や痰、微熱等。悪化すると喀血、最悪死亡する。昔は死に至る病であったが、現在では薬を飲み適切な治療をすれば治すことが可能である。

一方喘息とは、アレルギー物質や汚れた空気を吸い込み、気道が炎症を起こしたり狭くなって、様々な刺激に対して敏感になってしまう病気である。結核の様に菌が原因ではないので、他人にうつしてしまう心配は無い。呼吸時にゼーゼー、ヒューヒューという音が鳴るのが特徴。薬を飲んで炎症を鎮めたり、アレルゲンを避ける等する必要があり、予防や治療の観点から言えば、なるべく空気の綺麗な所で過ごす事が理想。