- 概要 -
軒とは、家屋の数を数える時の単位で、戸とは世帯の数を数える時の単位であるが、家の数の単位として使う事もある。
- 詳しい解説 -
軒(けん)とは、独立した家屋の数を数える時の単位である。例えば、目的の家の場所を知らせる時等に「あの右から3軒目の家だ」といった言い方をしたりする。ちなみに戸建てではなくマンションやアパートといった集合住宅の場合は「棟(とう)」と数える。数え方としては、やや庶民的なイメージの言い方である。新興住宅地の宣伝等では、「邸」と表現することもある。
一方、戸(こ)とは、世帯の数を数える時の単位であるが、家の数を数える時に使う事もある。古代の中国で、社会の基礎的な単位である家を「戸」としていたのが日本に伝わったのが由来で、昔は世帯主のことを戸主と呼んでいた。マンションやアパートの様な集合住宅であれば、入居数を「50戸」等と表現する。家の数え方としてはお役所的なイメージの言い方である。