刑事と公安の違い

刑事と公安の違い

刑事と公安の違い

- 概要 -

刑事とは、警察で主に刑事課に勤める事務職以外の警官の事を言い、捜査や逮捕等をする相手は主に一般人である。公安とは警察とは全く別の、いわば「国家の警察」であり、通常の犯罪者ではなく主にテロ組織といった「思想犯」等を取り締まるのが仕事である。

- 詳しい解説 -

刑事とは、警察の刑事課に勤める警察官の事を言い、その捜査対象は、殺人や傷害、強盗事件等を起こした一般人が主で、基本的な目的は「国民個々の安全を守る」事である。通常は事件が起きてからの行動となる。普通に生活をしている分には、刑事の方がより身近な警察と言える。

一方公安とは、公安警察とも呼ばれ、その主な目的は「国家の安全と秩序を守る」事である。公共の安寧、秩序を脅かすテロ組織やカルト宗教団体、右翼や左翼団体、海外のスパイといった、いわゆる「思想犯」等を取り締まったり、監視するのが主な仕事である。その為、何か事件が起こる前から活動している事が多い。盗撮や盗聴、尾行といったスパイ活動等もあり、ある意味刑事よりも危険な仕事とも言え、同時にエリートであるとも言える。

お互い目的が違う為、別々に捜査する事が多いが、事件によっては共同で捜査を行う事もある。