校訓と校是の違い

校訓と校是の違い

校訓と校是の違い

- 概要 -

校訓とは、各学校が各自の教育方針を掲げたものの事を言い、校是とは、学校を設立した根本精神の事である。

- 詳しい解説 -

校訓とは、私立公立関係なく、各学校が各自の教育方針や生徒のあるべき姿を示した目標や理想の事である。複数の短い項目で示される事が多く、「自律」「勤勉」「博愛」「誠実」「創造」「礼節」「強く」「正しく」「美しく」の様な言葉の中から3つ程で構成された校訓が目立つ。高校以上になってくると、英語の物や、一つの文章の校訓なども増えてくるが、いずれにせよ「この学校で学ぶ者はこうあるべき、こうあってほしいという願い、こういう心を忘れるな」といった意味を込めて決められている。戦後、GHQの通達により校訓が軍国主義的だった学校は校訓の変更を求められた。

一方校是(こうぜ)とは、学校設立の根本精神(おおもとになる考え)を表す短い言葉(標語)の事である。校訓とは違い、一文で示される事が多いが、内容は校訓の様に、生徒に「この様にあれ、この言葉を忘れず行動せよ」といった物が多い。「○○町の明日を創る人物となれ」といった、地名が入った物もある。学校設立時のものなので、通常校訓の様に変更出来る物ではない。