- 概要 -
耕作放棄地とは、かつては畑として農作物を育てていたが、現在は何も育てず放置されたままの状態かつ今後も利用される予定の無い農地の事で、荒廃農地とは、耕作を放置し続けた結果荒廃し、そのままでは通常の農作業をした程度では、再び作物の栽培が不可能であろう農地の事。
- 詳しい解説 -
耕作放棄地とは、以前は畑として農作物を育て利用されていたが、現在は１年以上放置、一度も作付けが行われておらず、今後数年先も作付けのはっきりとした予定が無い土地の事である。ただ、草を刈り取る等の通常の農作業を行えば再び農地としての利用が可能な土地である事が条件となる為、森林や原野化してしまった土地は含まない。
一方荒廃農地とは、耕作を数年に渡り放棄し続けた結果、土地が荒廃してしまい、通常の農作業をした程度では再び作物を育てる事は不可能であると客観的に判断される土地の事である。通常の農作業では再利用不可能なレベルとは、笹や竹といった根が深く根絶させるのは困難な植物が育ってしまっていたり、木本性植物が多く育ち、これらを除去しなければいけない様な状況である事を言う。