鋼鉄と鉄の違い

鋼鉄と鉄の違い

鋼鉄と鉄の違い

- 概要 -

鋼鉄とは、2%未満の炭素を含んだ、鉄と炭素の合金の事で、鉄とは、堅くて強い性質のある金属で、元素記号はFe。

- 詳しい解説 -

鋼鉄とは、「はがね」や「スチール」などとも呼ばれる、鉄を主成分とした炭素との合金の事で、炭素を2%未満含んでいるのが特徴である。合金の為、元素記号は存在しない。焼きを加えて鍛えて強く加工をした、弾力性のある鉄である。使用用途は広く、現在使用されている金属の大半を占めている。

一方鉄とは、原子番号26の元素で、元素記号は「Fe」の金属である。古くから人類に利用されてきた金属であり、現在も家電や台所用品、デスクやロッカー等、鉄に囲まれて生活している。地球の地殻の元素の中で、鉄は5%も含まれている。鉄は本来堅くてもろい性質を持っているが、その理由は炭素を多く含むからである。その為そのままでは使いにくく、炭素を減らした鋼鉄等に加工され、利用されることが多い。