国籍と戸籍の違い

国籍と戸籍の違い

国籍と戸籍の違い

- 概要 -

国籍とは、個人がどこの国の所属であるのかという身分や資格の事を言い、戸籍とはその人の身分関係(誰から生まれ、どの様な兄弟構成で、誰と結婚しているか等)を証明するもの。

- 詳しい解説 -

国籍とは、個人がどこの国の所属であるかという身分や資格の事である。国籍の定め方は国によって様々で、通常日本人の親から生まれた子供は日本国籍を取得する血統主義だが、外国人や無国籍者も「帰化」すれば日本国籍を取得する事が出来る。アメリカやカナダ等は、出生地主義であり、自国で生まれた子供は外国人同士の子供であっても自国の国籍を与える。日本国籍を証明するものは、戸籍全部事項証明書かパスポートである。

一方戸籍とは、個人が誰から生まれ、どの様な家族構成なのか等を証明するもので、家族単位で国民を登録している。一つの戸籍に入っている者全員の情報が載っているものを「戸籍謄本」、誰か一人だけの情報が載っているものを「戸籍抄本」と言う。本籍地以外に婚姻届を提出する際や、パスポートの申請をする時、相続の時等に必要とされる事がある。