国内総生産と国民所得の違い

国内総生産と国民所得の違い

国内総生産と国民所得の違い

- 概要 -

国内総生産とは、国内で生産された利益の総額の事で、国民所得とは、国民全体の所得を合計した金額の事である。

- 詳しい解説 -

国内総生産とは、GDPとも呼ばれ、国内で国民が労働して稼ぎ出した利益(儲け)のトータルの額の事である。簡単に言えば、国内で稼いだ合計額。国内総生産を算出することで、その国の経済の大きさが分かり、また、前年のデータと比較する事で、景気が良くなったか、悪くなったか等が見えてくる。ただ、物価変動等も考慮しないといけないので、単純に前年と比べる「名目GDP」と、物の値段の変動を考慮した「実質GDP」の2種類を出す。ちなみにGDPが増える事をプラス成長、減ってしまった事をマイナス成長と言う。

一方国民所得とは、一年間の国民全体の所得を合計した金額の事で、NIとも呼ばれる。計算方法は、GDPに補助金を加えて、間接税(消費税や酒税等、消費者が直接納めるのではない税金)と固定資産税の消耗分を引くとよい。又は国民純生産(NNP)から間接税を引き補助金を加えた額に等しい。