こけしとマトリョーシカの違い

こけしとマトリョーシカの違い

こけしとマトリョーシカの違い

- 概要 -

こけしとは、東北地方の温泉地の土産品として生産が開始された木製人形の事で、マトリョーシカとはロシアで生まれた木製の人形の事である。

- 詳しい解説 -

こけしとは、明治時代から東北地方の温泉地で、土産物として生産が開始された木製の人形の事である。白肌の木をろくろでひいて、手足は無い円筒状の体に球状の頭部をつけている。頭部には女の子の顔が描かれている。元々は木製玩具として作られていたが、大正時代頃から愛好家が現れ始め、観賞目的等で収集する者が増えてきた。

一方マトリョーシカとは、ロシアの木製人形の事である。ボウリングのピンを連想させる様な形をしており、民族衣装を着た女の子の絵が描かれている事が多い。政治家や有名人を描いた物も存在する。一番の特徴は、人形の中に少し小さい人形が入っており、その中にもまた少し小さい人形が入っている事である。

ちなみに、どちらも子宝に恵まれるようにと作られた縁起物でもある。