昆布と海苔の違い

昆布と海苔の違い

昆布と海苔の違い

- 概要 -

昆布とは、寒い地域の海の沿岸に生えている植物の一種で、独特の旨味がありダシをとるのに利用されたりする。海苔とは、食用になる藻類の総称で、加工して保存食にして利用されるものである。

- 詳しい解説 -

昆布とは、主に北海道や東北といった、寒海の沿岸に生えている褐藻類コンブ科に属する食用の海藻の事である。夏から秋にかけて収穫される。通常は1m〜数mだが、種類によっては数十mを超す様な長い物も存在する。グルタミン酸が主体の独特の旨味を含んでおり、ダシをとるのに利用されている。また、佃煮にしたり加工して菓子にしたりと利用範囲は非常に広い。

一方海苔とは、紅藻や緑藻といった食用となる水中の岩石についている藻類の総称である。北海道や東北でも生産されているが、関東や西日本で多く生産されている。産地にもよるが、おおよそ11月中旬から5月頃まで収穫シーズンが続く。大きさはおおよそ数センチ程度の物が一般的。撹拌、脱水、乾燥、火入れ等様々な工程を経て、食卓に並ぶ。