婚姻と事実婚の違い

婚姻と事実婚の違い

婚姻と事実婚の違い

- 概要 -

婚姻とは、お互いが結婚をする意思を持って婚姻届に記入し役所に提出をし、承諾された法的に認められた関係の事を言い、事実婚とは一緒に住んだり生計を共にし、感情的にも夫婦のそれであるが婚姻届を提出していない事を言う。

- 詳しい解説 -

婚姻とは、結婚の事で、男女が夫婦になる決意をもって婚姻届に記入をし、役所に提出をして承認されている関係の事である。また、その間に生まれた子供は「摘出子」として認められる。現在では婚姻するなら姓は男女どちらかの物に統一せねばならない。配偶者が死亡した場合、残った方が相続人となる権利がある。

一方事実婚とは、積極的な理由から役所に婚姻届を提出していないが、同棲して生計を共にし夫婦の様な生活をしている関係の事である。消極的な理由から婚姻届を提出しない「内縁」と区別し、出来た言葉。姓を同じにする必要がない為、煩雑な変更手続きをする必要も無く、親戚関係から様々な行事で出席を強要されにくく、相手の親とも結婚より距離がとりやすい為気楽である。また万が一離れる事になっても、戸籍に傷がつかない。ただ、その間に生まれた子供は「非摘出子」となり、認知の手続きが必要であったり、親と子で姓が違う等の問題が出てきて、子を持つとなると様々な問題が生まれてくる。

また、社会的にも信用が無い関係であり、税金の控除が受けられなかったり、どちらかが死亡した際、遺言書がないと遺産が相続できなかったり、出来ても相続税がかかったりと、婚姻関係なら出てこない問題も多い。