先送りと見送りの違い

先送りと見送りの違い

先送りと見送りの違い

- 概要 -

先送りとは、物事の処理や判断を今行わないで、先に延ばす事で、見送りとは見ているだけで手を出さない事や、処理や決断を行う意思が無い事を遠まわしにした言い方である。

- 詳しい解説 -

先送りとは、後々行う事を前提として、今すぐに物事の判断や処理を行う事はせずに、処理を後回しにしたり、期限を先に延ばす事を言う。何かやむを得ない理由があって先延ばしにする場合や、ただ単に面倒だからと先延ばしにしたり誰かがやってくれるだろうという他力本願な理由まで様々である。物事の遂行を先に先にと延ばしてしまう事を、「先送り症候群」と呼ぶ。

一方見送りとは、見ているだけで手を出さない様子見をすることや、物事の処理や決断を行う意思が無い事の婉曲表現である。先送りの様に、先に可能性があるのとは違う。特に、採用面接や審査のローン等の場合は「今回採用(審査の結果)は見送らせて頂きます」といった、遠まわしな言い方や書き方をする。この場合はこの先に可能性はなく、「金は貸せない」「不採用」と書くと直接的過ぎて相手の感情を逆なでする可能性がある為、あえてこの様な遠まわしな表現をしている。