捧ぐと捧げるの違い

捧ぐと捧げるの違い

捧ぐと捧げるの違い

- 概要 -

捧ぐとは、捧げるの文語系(喋る時には使わず、文章を書く時にのみ使う言い方)で、捧げるとは、敬愛する人等に献上したり、差し出す事を言う。

- 詳しい解説 -

捧ぐとは、「捧げる」を文語系の呼ばれる書き言葉として表現したもので、意味は捧げると同じで、敬愛する人に献上する、贈るといった意味である。書き言葉であるので、特に自分の著作物である本や、歌や楽曲が収録されたCDの歌詞カード等に「この絵本(または歌や詩)を親愛なる○○に捧ぐ」という様な書き方がされている物が多い。作者の身内や親しい人物であったり、尊敬している他人であったり、作者にとって大切な人が対象となる。その為捧ぐという非常に丁寧な言い方になっている。

一方捧げるとは、捧ぐとは違って口語系と呼ばれる話し言葉として表現したものである。意味は捧ぐと同じく、敬愛する人等に献上したり差し出す事を意味している。また自分の事をかえりみず、ひたすらに相手、または趣味や仕事等に尽くす様。「身も心も捧げる」「一生を物作りに捧げた」といった使い方をする。