さ迷うと彷徨うの違い

さ迷うと彷徨うの違い

さ迷うと彷徨うの違い

- 概要 -

さ迷うとは、あてもなく歩き回る様の事を言い、彷徨うも同じ意味で、「彷徨(ほうこう)」という、さまようという意味の名詞を動詞にしたものである。

- 詳しい解説 -

さ迷うとは、あてもなく歩き回る事や、目的地が分からなかったり見出すことが出来ない為に一か所にとどまらずに、あちこちへ動き回ったり行きつ戻りつしている様な状態の事である。その様に落ち着きが無くウロウロして定まらない様子から、実際に歩きまわるのではなく思考が定まらずに迷っている様子としても使われる。さ迷うの「さ」は接尾語(それ単体では意味を成さず、他の言葉とつなげて様々な意味を与える)で、この場合は迷っている状態をより強調する目的として付けられている。

一方彷徨うとは、さ迷うと意味的には全く同じである。ただ、こちらは「彷徨(ほうこう)」という、さまようという意味の名詞を動詞にしたものである。使い方としては「交通事故に遭って生死の境を彷徨った」「思考の迷路を彷徨う」等がある。「さ迷う」に置き換える事も可能。