高地と山地の違い

高地と山地の違い

高地と山地の違い

- 概要 -

高地とは、周囲に比べて高い土地や標高が高い場所の事で山地の一種。山地とは周囲一帯が山ばかりの土地の事、または山の中の土地の事を言う。

- 詳しい解説 -

高地とは、周囲より高い土地や、比較的穏やかな起伏で、標高や海抜が高い土地の事である。山地の一種。高原よりは多少山の植物が豊かで、それに伴って様々な動物も繁殖している。高地は真夏であっても涼しく、レタスやキャベツ等を栽培しやすい。高地特有の昼夜の温度差さ湿気が、甘くて柔らかい高原野菜を育てるので、人気がある。夏は涼しいので避暑地、冬は温泉地として利用されている観光地もある。

一方山地とは、複数の山からなり、それらが大きな起伏を生んでいて標高も高い広い土地の事である。ただ、山脈の様に山の頂上同士が尾根によって繋がってはいない。傾斜が多く地域によっては多雪である為、あまり農業には向かない。一方広い土地を求めて山地で放牧をする酪農のことを山地酪農と呼び、サイロや牛舎を必要とせず、コストダウンになる。山地には手付かずの自然が多く、世界遺産も存在するが、観光するには大変なので高地に比べると人を選ぶ。